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大分県 取材(真玉B&G海洋センター)

【カヌー競技地を訪ねて、全国一周! vol.3 大分県】

 

大分県のカヌー発展についてお話を伺いました。

 

*基本情報
活動拠点:

スプリント       真玉B&G海洋センター(豊後高田市)、大分川(大分市)
スラローム・ワイルド  犬飼町(豊後大野市)

 

・県内の高校4校にて、スプリント競技を行う。
・大分川で練習をする3校は、合同で練習を行っている。また、県内2拠点同士も交流が活発に行われている。
大分県のカヌーの歴史は約30年ほど。競技場の整備や選手の強化などを積極的に実行している。

 

 

大分県といえば、2017年の湯~園地で温泉の話題をかっさらい、2019年のラグビーワールドカップ開催地としても盛り上がっている県ですね。

今回、九州総体の開催地である大分県豊後高田市の真玉B&G海洋センターに向かいました。

 

 

★動画はこちら★

youtu.be

 

大分県のカヌースプリント発展の歴史は、約30年前。

元学校職員の黒木光裕さんが当時勤めていた桜ヶ丘高等学校(現楊志館高校)に部を作り、指導者として島根県より堀田育子先生を招致したことが、今日の大分県カヌーの礎となりました。

高校のカヌー部が徐々に軌道に乗り始め黒木さんが大分川に代わるカヌー会場を探していた折、友人の僧侶から「使っていないため池がある」と紹介されたそうです。

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それが、今回取材に伺った豊後高田市の真玉カヌー場です。

元は農業用水として設けられたため池で、当時は周囲に2メートルを超える葦が生い茂っており、周りから見てもため池があることさえ分からないほどだったとか。

 

黒木さんを始め、大分県カヌー協会会長 衛藤晟一参議院議員 にもご尽力いただき、この会場の整備が実現しました。

 

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現在、島根県で指導をされている堀田先生にも当時の話を少しお話を伺ったところ、まだ艇も練習場も未整備のところから、鳥取県から艇を譲り受け、少しずつ実績を積み重ねていきました。
大分県からJAPANの選手が出始め、より継続的に実績を積み重ねてきました。
現在は、堀田先生の教え子である高木先生や足立先生が、大分県内の指導を引っ張っておられます。
そのように、競技場の整備がなされたこと、後継者となる先生方が続いていることがとても嬉しいと、堀田先生は語っていました。

 

またさらに現在では、地元の県立高田高校がカヌー競技を後押ししてくれるのが強みです。
合わせて、B&G海洋センターにTMKチャレンジクラブというNPO法人があり、こちらも共にカヌー競技を含めた地域に根付いた、総合スポーツ振興の後押しとなっています。

 

 

 

 

 

その中では、高田高校とTMKチャレンジクラブが、共にカヌー体験教室を開催しています。
大分市内の総合型スポーツクラブでは、カヌー教室はもとより、より原体験に近いこととして水辺の観察体験等も行っています。

 

 

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今回、九州総体の日にお邪魔をしたのですが、若いOBOGも多く手伝いに来ており、大分県のつながりを感じました。

 

 

以上、大分県でした!

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