一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

    オギノパンさんをお訪ねしました!(※取材は3月時点)

    以前、「カヌーに最も縁のあるパン屋さんとして」紹介した事もあるオギノパンさん。

    https://canoehome.or.jp/content/1134  (※2018年12月取材)

    2019年、2020年とエルゴ大会にも2大会連続でご協賛いただきました。

    今回は、パン工場やパン作り体験について紹介します!(※取材は3月時点)

     

    パン屋さんの朝は早いです。この日も、颯爽と自転車に乗って現れた荻野隆介さんに、まずパン工場を案内してもらいました!

    本社のある神奈川県相模原市の店舗には、パン工場が併設されており、県内各店舗と給食用のパンの製造を行っています。その数、毎日2~4万個! 3月の休校に伴い、給食分のパン製造は大幅に減少していました。近年、ごはん食の推進もあり、売上全体から見ると多くはないものの、年度末は従来注文の多い時期で、パン教室の中止なども合わさって、いつもより静かな3月だったそう。

    本社工場は、店舗入り口の横の通路からいつでも見学をすることができます。

    (※現在は感染症対策で公開しておりません。2020年5月9日時点)

     

    「朝、小麦粉だったものがパンになり、昼前には店舗に並んでいます。製造品種に応じて、生地の配合や焼き時間を調整して製品を作っていきます。トンネルオーブンというオーブンを通り抜けながら、1時間に4000個のパンが作られます。ここで製造したパンは、本社工場直売店でそのまま並べられ、9時30分のオープンから次々と焼き上がった順に店舗に並べられます。また、その他の店舗にはトラックで発送します。

     

    この『朝、小麦粉だったものがお昼にはパンとして食べられる』というのがなんとも良いですねえ。

     

    この日の動画をダイジェストでまとめてみました!

    https://youtu.be/Pk5r6cg8lKY

     

    そして、こちらの本社工場では、ほかのパン屋ではやっていないことをやりたい!と、10年ほど前からパン作り教室を月に3回ほど行っています。(※5月現在一時休止中)

      

    オギノパン社長の荻野時夫さんが直々に先生をしています。

    「このパン教室は、大体月3回、一度に多くて20名弱で実施しています。3月以降は(コロナの影響で)いったん中止にしているけれど、結構好評で、子供たちが長期休みに来てくれたり、常連さんの主婦の方もいます。」

     

    さてさっそく作っていきます!

    「まずは、パン生地を丸めるところから。丸めてから15分ほど生地を休ませる。普段の教室では、ここまでやった状態からスタートします。きれいに丸めるのは、きれいに丸めることが目的じゃなくって、次のステップにつなげてつるつるの肌のパンを作るため。これは、パン屋に入ったら、まず最初に覚えることだよ。」

     

    実際にやってみると、筆者が丸めるものと社長が丸めるものは、見た目から違いがあり、実際に15分おいてみると、ふわふわ⇔しわしわで、すでに最終形態に向けて差がついているようです。

    次に、パンの形に成型していきます。あんこをくるんできゅっと閉じるあんぱん、細長く伸ばしてねじるパン、クリームを入れて閉じて切れ目を入れるクリームパンなど、たくさんのパンを作らせていただいたのですが、どれも少しずつ社長とは違う出来な気がします。

     

    「普段パン教室やっているときも、熱心な主婦の方なんかが、自分ができない、でも社長はできる、どうやっているの~? 何が違うの~? と近くからじっと見てるんです、私がやるのを。カヤックと一緒だよね。同じようにやってるつもりなのに、先輩はなぜかできる。自分はできない、どうしたらできるかな?と考える。ここが大事。

    生地をうまく伸ばすためには、見た目では違いがあまりわからないけれど、生地を『きゅ』と絞めてるんだよ。水を割らないようにキャッチするのと一緒。」

     

    カヌー関係者に教室をしてくださるのは初めてということで、カヌーのたとえを多く入れながら話してくださる荻野社長。

     

    そして、成型を終えたら、今度は発酵室に入れて、発酵させます。

    温度が低いと発酵速度が遅くなり、高いと速くなる。ある一定のポイントまで発酵させるために、ここにもコツがあります。

    「発酵させるのに、適切な温度ラインというのがあって、時間があるなら低温でゆっくり発酵させてもいいけれど商売でやるからにはある程度速度も必要。だからといって、発酵を高速でやりすぎると、生地が荒れちゃう。ウェイトトレーニングと一緒。一気に高負荷でトレーニングをしても筋肉が急につくわけじゃないでしょ。」

     

     

    そして完成したパン。今回は、特別にたくさん作らせていただきました。

     

    まさに、『朝は小麦粉、昼過ぎにはおいしい焼き立てパン』ですね!

     

    最近のコロナウイルスで、一部店舗は営業時間短縮や当面休業となっています。

    一方で、通販でSTAYHOMEセットの販売も行っています!

    各種情報は、ホームページをご覧ください!

    https://ogino-pan.com/

     

    コロナウイルスだけでなく、パンに使用する様々な原料の市場価格などに応じて、今後は『グローカル』を視野に入れていくことも必要だとおっしゃっていた荻野隆介さん。

    普段からパンの通販は受け付けていらっしゃるそうなので、この機会にSTAYHOMEセットからぜひお試しください。

    コロナウイルスが収まって再び練習ができるようになった際には、宮ケ瀬湖も近くなので、練習がてらチームビルディングにパン教室はいかがでしょう。

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