一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

茨城県 取材(神之池にて)

【カヌー競技地を訪ねて、日本一周!vol.36 茨城県】

スプリント      神之池(エンデバー)、那珂川(那珂湊高校)
スラローム・ワイルド 県北地域 大子町(久慈川)
パラカヌー      土浦市(霞ヶ浦)

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茨城県といえば、来年の国体が開催される地です。
今年の国体を目前に控えた現在、来年の事を言えば鬼が笑うとは言いますが、思い切り来年の話をしようと思います。
   
今回お邪魔したのは来年国体のスプリント競技開催地である神之池でした。
現在は近隣の中学と高校に通う選手たち、合わせて約10名で「エンデバー」という名のクラブチームとして活動を行っています。
もともと、ここで国体開催が決まったときに、地元から活躍する選手を輩出したいとの想いから、地元の子供たちに向けて募集をかけました。
 
当時のフライヤーによると、クラブ会費の細かな内容記載や国体に向けた活躍を期待するということで、広く多くの方に、というよりは志の高い精鋭を募集したことがうかがわれます。
同じ志で集まった選手たちだからか、そうして集まった選手たちは、学校や学年もばらばらにもかかわらず、とても仲が良いようです。

そんな神之池での練習ですが、この日は大会明けでロングメニューを行っていました。
カメラの前に来ると、若干緊張した様子をみせていたところなど、いつも以上に元気よく練習をしていました!
 
さて、こちらの神之池ですが、なんと先の冬から乗艇練習ができなくなったということです。
海も近いこちらの池は、冬になると渡り鳥がやってくることで有名です。岸沿いを歩いていると、種々の野鳥に関する説明看板も多くあります。
カヌーイストたちだけでなく、水鳥達にとっても憩いの場になっているのですね。
近隣の方の散歩コースにもなっていてとても気持ちが良い場所ですが、そのような事情で水辺の環境を保護する方たちとの相談の結果、10月下旬から3月中旬までは乗艇練習を控えることになりました。
そのため、エンデバーの選手たちはこの冬は、隣県である千葉県の黒部川に出向き、乗艇を行っていたそうです。
来年の国体開催が、水辺の資源を守りつつカヌーという競技を理解してもらえるきっかけになるといいですよね。
 
さて、エンデバーについてですが、現在指導の中心的な役割を担っていらっしゃる五位渕先生が市とやり取りを重ね、艇の購入や艇庫の確保など少しずつここまで築いてこられました。
現在使用している艇庫も、神栖市の施設の一部を改装して使わせてもらっていると言います。

カヌーを始め、続けていくためには、一つ一つとってもとても労力を必要とするものばかりですね。
練習場の使用、艇庫の確保、艇の確保、パドルの確保、選手の募集、選手の安全確保、指導者の確保……。
すべて、今までの長い間、各地でそういったことに対して想いを持って取り組んでこられている方たちの蓄積のたまものなのですよね。
茨城県が国体に向けて、またその後につないでいくものにカヌーホームなりの形で貢献していきたいと思います!

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