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長崎県 取材(多良見町にて)

【カヌー競技地を訪ねて、日本一周!vol.34 長崎県】

スプリント       西陵高校、長崎西高校、長崎鶴洋高校の3校 計80人前後
多良見カヌークラブ(中学生)、浦上川カヌークラブ(中学生)
スラローム・ワイルド  成年選手が3名

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長崎県は、4年前に国体が開催された地である、諫早市多良見町の西陵高校の練習にお邪魔しました。
国体は毎年開催されていると心得つつ、長崎国体からもう4年も経っていたのかと驚きますね。
艇庫から西陵高校は目で見える範囲にあり、普段、西陵高校の生徒たちは学校で着替えて練習場まで走ってやってくるそうです。

   

沖縄県などと同じく、長崎県のカヌーの歴史は長く、これまで3人のオリンピック選手を輩出しています。
山口徹正さん、内野経久さん、西夏樹さん。

 
なんと、この日は県内の高校生が強化合宿を行っており、運よく3人ともいらっしゃいました。横浜在住にも拘わらず、長崎県の選手の練習へのサポートや指導など精力的に活動されている山口さん、野母崎中学校を指導されている内野さん、西陵高校を指導されている西さん。皆さん、長らく現在に至るまで長崎県カヌーの発展のために尽力されています。
また、この日は大変暑い日でしたが保護者からいただいたスイカをキンキンに冷やし、内野さんが切り分けて選手たちに配るなどアットホームな一面も見られました。

現在、県内のカヌー人口は今までの中でも最多ということですが、やはり地元開催の国体に向け、2010年ごろから強化を加速させたことが大きな要因であったようです。じっさいに国体開催の甲斐もあり、地元の方々にもカヌーの認知度がかなり高まってきたそうです。

県内の中学生の選手は、野母崎中学校カヌー部と長崎市に浦上川カヌークラブがあり、そこから鶴洋高校でカヌーを続けるというのがこれまで長く主流でした。
そこに加えて、諫早市にたらみカヌークラブ及び6年前に西陵高校がカヌー部を創部し、選手数も徐々に増え、めきめきと実力をつけてきています!

今年は、西陵高校初代部員の寺島崚一郎さんも選手として、また、指導者として地元に戻ってきています。
地元出身の選手が、また地元にUターンしてきていることも併せて今後の力になってくるのでしょう。
中学から高校へのつながりや、カヌーの普及活動、指導者に関する課題などは、やはりこれからも取り組みがいろいろ必要だということですが、皆さんとても仲が良く、それがこれから先にも繋がっていく長崎県の強みに感じられました。

最後に、3人もの元オリンピアンが間近にいて、そんな先生方に教えてもらっているということについて選手はあまり意識していないみたいと、おっしゃって笑っておられた西先生でしたが、現在もカナディアンの選手としてバリバリ漕いでいらっしゃるその様子は、高校生達にとってとても逞しくて元気をいただける存在なのではないでしょうか。

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