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熊本県 取材(球磨川にて)

【カヌー競技地を訪ねて、日本一周!vol.16 熊本県】

スプリント      球磨川(人吉高校、球磨工業高校)、水俣川(水俣高校)
スラローム・ワイルド 球磨川(一般(成人))
カヌーポロ      氷川ダム湖(八代農業高校泉分校)

熊本県は、人吉市の球磨川に向かいました。
球磨川のほとりでは、人吉高校と球磨工業高校が合同で練習をする拠点の艇庫があります。

 

★動画はこちら★

熊本県のカヌーの歴史は古く、前回の東京五輪の際に白鳥さんという方がカヌーを広めようと熊本に持ち込まれたことが最初でした。
球磨川も、当時は今より水量が多く川が身近にある環境ということも手伝って、カヌー選手が続々と輩出されていました。
日本の中でも、かなり初期からカヌーを行っていたのですね。そんな人吉からはオリンピック選手も、3人も輩出しています!

こちらの艇庫があるのは、球磨川のすぐ近くで、くまがわ下りやラフティングの発船場にもなっている区域です。
人吉市内の中心を流れる球磨川は、そうしたレジャーの集客も多く、また日常生活で人々が目にする地域でもあるため、地域の方にとってはごく身近な存在のようです。
今まで、球磨工業高校がインターハイで総合3連覇するなど、高校生達の活躍実績もあり、人吉といえばカヌーというイメージもあるようです。

そんな球磨川の環境ですが、以前、国交省の治水事業の一環で、川幅を拡張する事業が行われました。
そのため水量が減り、川の流速が急になったそうです。雨による水量の増減によって練習がかなり左右されるようです。

練習の取材に訪れた日は、あいにく台風による増水で水上ではなく、陸上でのトレーニングでした。
筋トレマシン・エルゴ等を、沢山の生徒が交代しながら行うトレーニングは熱気にあふれています。
多くの生徒が練習を行えるよう、ワイルド艇も使いながら回しています。

人吉高校の大瀬先生は、そんな選手たちについて「自主性をもつことを考えてほしい」とよくお話の中でおっしゃっていました。
そして、折角の機会だからと、カヌーホームの江盛がなぜカヌーホームに辿り着いたか、どういう考えでカヌーに携わっていこうと思ったかなどを生徒さんに話をする機会を設けてくださいました。
そういう話をすると、生徒さんから控えめながらも率直な声が聞こえてきました。カヌーにずっと携わっていきたいがどうしたらいいか、なぜあえて安定からリスクを取ろうとおもったか・・・等々。

私がカヌーと出会ったのは大学生でしたけれど、今高校生の生徒さん達は、人生の中でも多感な時期で、たくさんのことを吸収しているでしょう。
その時間を、きっと今思っている以上に大切に思える日が来るのではないでしょうか。
それが、自主性というか、様々なことへの原動力になると思っています。

人吉の皆さん、ありがとうございました!

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