パックラフトってどんなもの?
「パックラフト」って、皆さん聞いたことはありますか?
空気を入れて使うことのできるカヌーで、「packable(収納可能な)+raft(ゴムボート)」から作られた言葉です。
ウレタンコーティングナイロンやPVC等の素材で作られており、耐久性と軽さを兼ね備えています。
<メリット>
・軽量で子どもでも扱いやすい
・安定感がある
・小さく収納できる
<デメリット>
・風の影響を受けやすい
・補修の際に注意が必要
1つずつ解説をしていきましょう。
①軽量で子どもでも扱いやすい
よく一般的に見かけるようなレジャーカヌーは、ポリエチレンでできていて頑丈である一方、重さが20㎏以上になるものも多く、小学校低学年くらいの子どもが1人で持ち運ぶのは結構大変です。また練習や体験を行う際も、艇が重いので、自分が思った方向に行くのは難しい場合もあります。パックラフトだと、重さ約3㎏のため楽々と漕げます!
②安定感がある
パックラフトの艇底は、平らになっている面が広く・空気が入っているチューブ部分も直径約30㎝あります。大きめの浮き輪のようなフォルムで、乗っているときには安定感があり、湖などの静水面を漕いでいる場合には、転覆する危険性をほとんど感じないでしょう。
③小さく収納できる
カヌーを始める人にとって、大きなハードルとなりやすいのが、カヌーの収納スペースです。パックラフトは、リュックサック程度の大きさにすべての備品をたたんで収納することができるので、普段の保管や運搬にとても便利です!
デメリット
①風の影響を受けやすい
パックラフト本体が軽い分、風が吹いたときに流されやすく、向かい風に漕ぐのは少し大変です。そのため、初心者の方だけで漕ぐことは推奨されません。カヌーのスクールやツアーからはじめることをお勧めします。その後、経験者の方と一緒に天候・風速などをみて漕ぐ、また自分のレベルに合った場所を選んで漕ぐ等、安全に十分に注意をして遊ぶことが大切です。
②穴が開いたときの補修
激流下りに耐えられるよう作られてはいますが、不適切な使用や悪環境下での使用を繰り返していると劣化が進みます。多くのパックラフトは1気室(空気が入っている部屋が1つ)でできているので、1か所でも穴や裂け目ができると、そこから空気が抜けてしまいます。補修キットの準備や事前事後の備品のチェックは十分に行いましょう。
パックラフトの起源は諸説ありますが、バックパックに入れて持ち運び、ハイキングや自転車旅の途中で川を渡るために使われるなど、いわゆる「旅道具」の1つです。
そのため軽量でコンパクトな設計になっています。
お手軽・気軽に使い始めやすい分、危険とも隣り合わせとなっています。それらの危険を十分に理解し、ステップを踏みながらレベルアップをしていき、パックラフトを楽しみましょう!
カヌーホームでは、夏季にパックラフト体験やイベントを実施しています。
2022年の開催実績は下記の通りです。
★…主催 ☆…受託等
2022年6月 第1回カコカヌーフェス(★加古川)
2022年7月 加古川市 小学生向けカヌーイベント(☆加古川)
2022年7月・8月 知多市カヌー体験イベント(☆佐布里池)
2022年8月~9月 加古川で毎日カヌー体験(☆加古川)
2022年9月 ワンパークフェスティバルにおけるカヌー体験(☆福井城お堀)
2022年9月 羽根田卓也選手を招いたカヌー体験イベント(☆加古川)
また、Amazonでもパックラフトを販売しています!
今年のクリスマスプレゼントなどにいかがでしょうか?🎄
お気軽にお問い合わせください!
カヌーホームでは、日本のカヌーをよりかっこいい!と思っていただけるような環境づくりに向け、活動してまいります。
カヌー界を支え、盛り上げていくために、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
当法人は、広くカヌースポーツの普及および振興に関する事業を行なうことにより、国民の心身の健全な発達に寄与し、又は豊かな人間性を涵養することを目的とし、その目的を資するため、活動してまいります。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、当法人の趣旨にご理解をいただき、御支援を賜りたく、ここにお願い申し上げる次第です。