一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

宮崎県 取材(大淀川にて)

【カヌー競技地を訪ねて、日本一周! vol.14 宮崎県】

スプリント 大淀川(宮崎商業高校、宮崎大宮高校、宮崎工業高校)

本日は、太陽のタマゴで有名な南国・宮崎県についてご紹介します!
宮崎県のカヌーの発展の経緯は大変興味深いものがありました。

★Gopro動画はこちら★

お話をしてくださったのは、宮崎県カヌー協会会長の中馬光久さん。
中馬さんご自身は、もともとカヌー競技ではなく陸上競技の経験があり、長く陸上部の顧問をされていたそうです。
中馬さんがカヌーと出会うきっかけとなったのは、県体協に携わっていた折、宮崎県の国体成績が47都道府県中の47位を、2年連続経験したことだそうです。

         

これはまさに、「どげんかせんといかん!」ということで、カヌー競技に目を向けられました。
カヌーは種目数が多いため、強化による点数への貢献が大きいという作戦のもと、大淀川近くにある宮崎商業高校にカヌー部を創設、艇庫や艇を整えていきます。
それからも、行政等と折衝に奮闘され、土手から川へ続く階段や、学校から川へ向かう道の信号の設置にこぎつけました。
指導者陣も、それぞれ皆さんは福岡・大分・鹿児島のご出身ですが、宮崎の各高校に招致され、指導を行っています。

そのようにして築いてこられた環境は素晴らしく、おそらく高校の部活の中では、「学校から練習場までの距離」が一番近いところではないでしょうか。
宮崎商業高校内に設置された艇庫から艇を運び、徒歩およそ3分。
信号を渡ればすぐに川にでます。各高校の部員が宮崎商業に集まって練習を行うため、人数もおよそ60人規模の練習です。
雨の状況によっては水量が急増することもあるため、雨雲レーダーを確認しながら指導者陣が練習に熱の入った指導を行います。
 
これからについては、川沿いにトイレや照明を設置すること、2026年の宮崎国体に向けてスラロームの練習拠点を整備することの実現に向け、精力的に動いていらっしゃいます。
全国的に見ても、すでにかなり整った設備環境でしょうが貪欲に生徒のためにと奔走してくださる中馬さんがいらっしゃいます。

土手の階段がないときは、乗艇するまで歩いて15分ほど遠い場所からの出艇しかできなかったと聞きました。それもまだここ10年ほど前の話。
カヌーを盛り上げるには、こうしたインフラの要素もとても重要になってきますね。
そんな具体的なお話をしていただきありがとうございました!

これからのご発展も、とても楽しみにしています!

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