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新潟県 取材(分水高校)

【カヌー競技地を訪ねて、全国一周! vol.11 新潟県】

スプリント 信濃川、通船川

スラロームやジュニア 三条市

 

今回は新潟県、分水高校にお邪魔しました!
新潟県のカヌーの歴史は長く、40年ほど前に、近くの寺泊でカヌーが発展していきました。
学校の統廃合に伴い、いまではスプリントをやる高校が分水高校と万代高校の2箇所になっています。

そんな中、今回分水高校の皆さんはとても元気に迎えてくれました。
全校生徒200人弱の学校で、カヌー部員は33人。今年は1年生も16人入り、ますます活気づいています。

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学校から練習場は自転車で約15分。
行ったら驚きますよ、と顧問の澁谷先生から念押しをされていましたが、確かに、あれこれと驚きました。

まず、艇庫はありません。
シートで覆われただけの艇が置いてあります。その艇を持って、道路を渡り、船台の無い水辺から出艇します。
農業用水の送水用に開拓された水路を抜けると、川幅のある本流にでます。
こちらで普段は練習をしているということです。

ただし、11/15〜2/14を除きます。

     

この期間は、なんと、カモ撃ちをする狩猟期間に入り、乗艇ができません。
期間中は、岸から水上に向け銃弾が飛び交うそうで、カヌー部はもっぱら陸トレです。

またもう1つ驚いたのが、冬が終わり、GW前後の雪解けの時期になると、川の上流から雪解け水がどーっと下って来て、水位が2m近く上昇します。
そしてその水が冬並みに冷たいんだとか。そんな中、練習に励んでいるのです。

そんな兼ね合いもあり、学校の体育館にあるエルゴやウェイトを使い、今回のように活動をすることもしばしばあるのだとか。
分水学校は、19時に閉まってしまうので、練習はすべて短時間集中型。オフシーズンは、平日に集中して練習を行うので、土曜午後から日曜まで休みです。
そんな中、大学でカヌーを続けたりする選手もいます。

分水高校のエース、飛田くんと青木くんにお話を聞きました。


もともと野球部だったという2人は、違うスポーツでやってみたいと、高校からカヌーを始めました。

いままでで印象に残っている試合は?
「2年生のインターハイで、ものすごい体格で速い選手たちにであったこと」
「1年生の秋、ガンマ艇で先輩に勝てたこと」

これからの目標は?
「ここまでやってきたから、分水高校にまだない、シングルでの優勝をもたらしたいです。」
「インターハイで入賞したいです。」 前向きな目標をかかげる2人に、先生についても少し聞いてみました。
すると、先生はカナディアン選手だったのに、自分たちに教えるためにもカヤックを練習していること、自分たちに考えさせるように指導をしてくれていること、それが今となってよくわからるようになったことなどを教えてくれました。

生徒は先生のことをよく見ているのですね。

新潟県、分水高校の皆さんでした!

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