一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

滋賀県 取材(オーパルオプテックスカヌーチーム)

【カヌー競技地を訪ねて、全国一周! vol.7 滋賀県】

スプリント 琵琶湖、瀬田川
スラローム 瀬田川(南郷洗堰付近…滋賀県立大学)

・県内の高校では4校、うち部活として行っているのは大津高校、八幡商業高校、八日市南高校の3校。
・2021年のワールドマスターズゲームでは、大津のモーター競漕場でポロが開催
・2024年に2巡目の国体を控え、能登川水車とカヌーランドにてスプリント、瀬田川にてスラ・ワイを実施。
・成年選手の小梶孝行選手((株)たねや)や新岡浩陽選手(滋賀レイクスターズ) 等が所属

滋賀県は、言わずと知れた琵琶湖を囲むのどかな土地。実は琵琶湖は滋賀県の面積のうち、約16%です。
おそらく多くの人がもっと高い割合だと思っていたのではないでしょうか。
それほど存在感のある琵琶湖、そして琵琶湖から流れ出す瀬田川は長い間、高校から社会人チームまで多くのカヌー部・ボート部・ウィンドサーフィン部・ヨット部・・・の練習拠点となっています。

2021年の関西ワールドマスターズゲームや2024年の滋賀国体を控え、より一層注目が集まっていますね。
先日開催された滋賀県の国体予選には、日本のトップ選手たちも参加していました!

また、県内の特徴的なチームとして、オーパルオプテックスカヌーチームさんに取材をさせてもらいました。

 

★Gopro 動画はこちら★

オーパルオプテックスカヌーチームは、今年、日本代表選手を8人輩出したクラブチーム。
JRのおごと温泉駅から徒歩10分のところに拠点を構えています。
2005年に始めたオーパルオプテックスカヌーチーム。
これまでの13年間で、大きく2回ターニングポイントがありました。
もとはカヌー選手として、指導者として、江口さんが入社したオーパルオプテクスという会社から始まりました。

1回目のターニングポイントは、ある選手を全中大会に連れて行ったとき。
当時は週1,2回、釣りや水遊びをする中でカヌーをするチームでした。
参加した全中大会であっけなく負けてしまったその子が、「悔しい」と伝えたことがオーパルの雰囲気をガラッと変えました。
練習の頻度や強度、普段の生活面での指導が大きく変わりました。

子供たちの想いを叶えてあげたい気持ちで活動を進めるうちに、選手が全中で6位をとり、翌年に全中で優勝する選手も輩出してきました。
それを機に注目を集め、綾瀬はるかさん率いるパナソニックのCM撮影が入りました。これが2回目のターニングポイント。琵琶湖を、カヌーで漕ぎ行くとても素敵なCMです。この注目度は大きく、会社や周囲の見方も変わったきっかけとなったということ。

そんな成長を続けるオーパルオプテックスカヌーチームで、印象的だったのは、「命に関わるようなこと以外は基本的に自由」という点でした。

参加する選手の学校や生活スタイルが多様ということもあり、毎日の練習は基本的に自由参加。
必要に応じて指導者がきちんと練習につきそい、安全管理を行うのはもちろんですが、基本的に自主性に任せた活動です。
この日もテスト明けの学校もある中、みんな時間を見つけて漕ぎにきていました。

感謝報恩という理念を掲げているように、クラブでは競技力に見合った人間力の形成を重視しています。
その意味でも、今年、8人も日本代表選手が出てきたのは、また1つクラブにとって大きなターニングポイントかもしれないと江口さんは話します。

多感な時期の選手たちが人間として成長をしていくことを見据えて、変わるものと変わらないクラブの本質。
現状維持は一番良くなくて、柔軟に変化していく必要があります。

 

魅力のあるチームでした。

今回は、オーパルオプテックスカヌーチームを中心に滋賀県を紹介させていただきました!

お気軽にお問い合わせください!

ご支援について

ご支援について

カヌーホームでは、日本のカヌーをよりかっこいい!と思っていただけるような環境づくりに向け、活動してまいります。
カヌー界を支え、盛り上げていくために、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

当法人は、広くカヌースポーツの普及および振興に関する事業を行なうことにより、国民の心身の健全な発達に寄与し、又は豊かな人間性を涵養することを目的とし、その目的を資するため、活動してまいります。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、当法人の趣旨にご理解をいただき、御支援を賜りたく、ここにお願い申し上げる次第です。

お気軽にお問い合わせください!