一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

ジャパンカップ最終戦@揖斐川 ★大会レポート

    観戦する皆さんが見つめるその先には、45秒おきに選手が一人ずつ漕ぎくだります。


    「この選手は、少し背も伸びましたね!」なんて実況中継も入り、会場全体が一体となって応援して、選手を包み込むような雰囲気です。
    スラローム競技とワイルドウォーター競技は、1人1人にスポットライトが当たるショーのようでした!
     
    10月20日(土)・21日(日)の二日間、カヌースラロームとワイルドウォーターの全日本選手権大会が揖斐川特設カヌー競技場で行われました。
    今回は、土日合わせて7つの大会が同時開催となっていました。
    岐阜県カヌー協会が主催のローカル大会に始まり、ジャパンカップの最終戦という重要な位置づけの大会もあり、全国のスラローム選手・ワイルドウォーター選手老若男女が一堂に会する大会です。

    ジャパンカップというと、スラローム競技とワイルドウォーター競技で、年間7戦にわたり実施されます。北は青森から南は山口まで、全国を転戦し、うち4戦以上に出場した際のポイントで、今シーズンのランキングが決まります。

    今回は、今シーズンの最終戦。
    選手の皆さんにとって、この一年の集大成の大会になると同時に、そのまま来年の日本代表の選考もかかる大事な大会でした。

    そんな大会を、存分に取材させていただきました!
    スラロームやワイルドウォーターのことをもっと知って、大会に足を運んでみよう!と思ってもらえるといいなと思います!

    さて、競技の見どころに大きくかかわってくるのが、こちら。
    スラローム・ワイルドウォーター競技において、とても重要なのが、「デモンストレーション」。
    本番のコースとしてゲートが設置された後は、参加選手はコース内練習ができません。
    そのため、デモンストレーターが代表してコースを漕ぎます。
    このときデモンストレーターが通ったラインや、ゲートの通り方、どのようにいくとどんな失敗があったかなどを、よくよく観察し、選手は自分のレースイメージを膨らませます。

    ワイルドウォーターの場合は、ゲートはなく最速でゴールすることが大切なので、このデモンストレーションは参考程度にという選手も多いのだとか。
    ですが、スラロームの場合は、この試合前デモンストレーションをとても重視します。
    いずれにしても、ゴールから逆算して通るルートを決めることが通例だそうです。ゴルフのパターみたいな感じなのでしょうね。
       
    そんな話を教えてくれたのは岐阜県カヌー協会の加藤哲平さん。
    今回の各種目のデモンストレーターも務めていらっしゃいました。

    加藤さん曰く、スラロームを一言で表すと、「爽快」。

    デモンストレーションで確認した本番のコースを、どう駆け抜けるか。
    1つの動きでも、何パターンもの動きがあります。
    たとえば、艇を左に曲げたいと思った時は、①右を漕ぐ(スイープストローク)②左をバックロウする③左のテレマーク、の3種類があり、その時のゲートセットの状況により組合わせを変えて左に曲げます。
    その組み合わせの引き出しが多ければ多いほど様々な状況に応じた戦略のパターンが立てられます。

    どのゲートで、どの漕ぎ方を選択するか。どの流れを利用して次のゲートを攻略するか
    次のゲートをより速く通過する為に、どれくらいの準備をしておくのか。

    ……数えきれないほどの戦略から、自分に合ったものを選び、頭でイメージを膨らませ、本番に挑み、状況に合わせて臨機応変に対応する。
    そんな競技特性もあり、ほかの選手と戦っているというより、自分自身や川と戦っている、そう感じるとおっしゃる選手の方もいました。

    レースを観戦していると、同じコースを通るのにも1人1人の動きは全く違ってくることがとても新鮮で、見れば見るほどにより奥深い競技だと感じました!
      
    今回の大会参加者で最年長は67歳、最年少は10歳。

      
    大人になっても始められる趣味として、あるいはラフティングのテクニック向上のため、周りにやっている人がいたから、川遊びの延長として、など。
    様々なきっかけでカヌーを始めた老若男女がいます。自分たちの艇を車に積んで、練習をするというスタイルが普段から当たり前となっているからでしょうか、片道400㎞の場所なら日帰り練習圏内という猛者もいました。
     
    そして、会場での特筆すべき点は、そうして家族単位で動く選手が多いこともあり、選手のご家族や応援の方が来てよかった、楽しかった、また大会に来たいと思ってもらえるようにとの想いで、子供たちのあそび場が設けられているところですね。
    加藤さんのお姉さんが中心になって、皆さんの協力のもと行っているそうです。

     

    また、大会運営に携わる方々にも、今回はたくさんお話をお聞きしました。
    競技本部長の徳永覚さんは、
    「岐阜県のカヌー協会からは、岐阜国体を機に、多くの地元の方が審判として活躍をして下さり、ここ揖斐川での大会をはじめ、ご協力をいただいています。」
    と語ってくださりました。全国的にも有数のコースとして成長を遂げている揖斐川特設カヌー競技場。そんな揖斐川町では、岐阜国体(2012年)をきっかけに多くの地元の方が審判登録をされ、今回の現地大会のみならず、他県開催の大会にもマイクロバスで皆さんそろって向かわれるほど活気づいています!

    揖斐川町カヌー協会理事長の山﨑さんいわく、
    「揖斐川町は、川を中心に発展してきました。また、揖斐川マラソン大会なども開催され、スポーツへの興味関心の高いのが揖斐川町です。この町を、もっと人が訪れてくれるような魅力的な地にしていくためにも、現在地元のジュニアの選手がどんどん成長してきていることや、ジャパンカップが開催されるようになったことも足がかりとして、さらに盛り上げていきたいと考えています!」

    また、地元の方オススメのお店を教えていただきました!
    ぜひ、揖斐川町にお越しの際は、下記のお店にも訪れてみてくださいね!

    ■みわ屋 創業明治22年の老舗御菓子屋さん
    http://ibi-miwaya.jp/
    ■森本公房 手づくりハム・ソーセージの工房さん
    https://morimotokobo.com/

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