一般社団法人カヌーホームは、カヌー愛好家からトップ競技選手まで、すべてのパドラーを応援します。

山口県 取材(中山湖にて)

【カヌー競技地を訪ねて、日本一周!vol.44 山口県】

スプリント 中山湖(高森みどり中学校、高森高校、ジュニアカヌークラブ)
スラローム 萩市・阿武川特設カヌー練習場

★Gopro動画はこちら★

山口県は、岩国市の中山湖に伺いました。(※取材は7月の豪雨より前の時期でした)
中山湖は、先日国体、インターハイと続けてスプリントの会場になっていたように、穏やかな湖面のみならず岸から湖面を一望できる観戦環境があります。
対岸の道路側からは、少し高い視点からレースを観戦することもできます。
        
中山湖が、今のように整備されたのは、平成がはじまって間もない平成7年。
同時期に、現在県協会の事務局担当である森本利春さんが、転勤により山口県に来られました。
森本さんは偶然タイミングが合ったことから、カヌーのイベントの手伝い等を通して、県の協会にかかわるようになりました。
とくに、中山湖がスプリント環境として良い湖面であることもあり、中国ブロック大会や国体の誘致を行っていきました。
あわせて、ジュニアクラブや高森高等学校のカヌー部の創部に向けた活動にも、奔走されました。
それらが実を結び、国体やインターハイの開催も盛況であったことは記憶に新しいですね。
ジュニアクラブや高森高校ももう10年以上続く活動となっています。

現在のジュニアクラブは、高校生1名で活動をしています。
生徒の所属する高校には、カヌー部がないこともあり、遠くから通ってカヌーに取り組んでいるということです。
取材に訪れた日も、暑い日差しの中、練習を行っていました。
一方の高森高校は、高森みどり中学校から続く、県内で唯一の中高一貫校です。それもあって中学や小学生のころからカヌーに取り組む子もいます。
実際に選手の皆さんにお話を聞いてみると、小学校の時は運動をしたことがなかったけれどカヌーを始め、親にも驚かれているという子がいたり、受験勉強についていろいろ訊ねてきてくれる子がいたりと、好奇心旺盛な子たちだな~と感じました。
 
また山口県は、スラロームについては特に、足立選手(K-1)、高橋選手(C-1)、岡崎選手(WK-1)と、国体で優勝や上位入賞する方たちの活躍もめざましいです。
そんな選手たちの後に続けと、カヌー体験会の開催を今まで以上に増やしているそうですが、なかなかリピーターがいない現状とのこと。
これから、スプリントについてもスラロームについても、ジュニア選手数の確保という点が一番大切になってくるということが、課題になっています。

高森高校カヌー部の顧問をされている田上先生も、同様にジュニアの確保や生涯スポーツとして少しでもカヌーを根付かせることが、今後のカギとなってくると考えています。
特に、子供の数がどんどん減ってきている現代では、ジュニアの強化が必須で、個人競技の側面が強いカヌーは、生き残りやすいとは思う一方、それを少しでも後押しする企画を創りたいと考え、今回のカヌーホームチャレンジの企画へとつながっていきました。
全国でもまだ数が限られている小学生の大会や、マスターズの大会を一つでも増やすことで、よりカヌーの発展につながればと思っています。
有難いお話ですね。カヌーの発展に向け、一歩一歩進んでいきたいところです。

お気軽にお問い合わせください!

ご支援について

ご支援について

カヌーホームでは、日本のカヌーをよりかっこいい!と思っていただけるような環境づくりに向け、活動してまいります。
カヌー界を支え、盛り上げていくために、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

当法人は、広くカヌースポーツの普及および振興に関する事業を行なうことにより、国民の心身の健全な発達に寄与し、又は豊かな人間性を涵養することを目的とし、その目的を資するため、活動してまいります。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、当法人の趣旨にご理解をいただき、御支援を賜りたく、ここにお願い申し上げる次第です。

お気軽にお問い合わせください!