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D.I.Yやってみよう ~傾斜式トレーニングマシン~

全国で練習ができていな選手や子供たちに、少しでも自宅でのトレーニングサポートになるようにと、今回「傾斜式トレーニングマシン」の自作についてご提案をいただきました!

 

実際に自作されたものの動画がこちら。下記の動画のように、パドルを動かすと自分が座っている台座が動く仕組みになっています。

 

カヤック

 

カナディアン

 

 

こちらの写真をご覧ください。仕組みが分かると思います。

 

本体には傾斜の上を移動するための車輪が付いています。

横にずれ落ちないよう側面に横ローラー(小さめの車輪)が付いています。

材料はほとんどがホームセンターで買えるものです。

各部の寸法は、手書きの寸法図を参考にしてください。(K1とC1を兼用できます)

 

 

 

■主な材料

・建設用の足場板

傾斜する台に使用。長さはカヤック専用なら3m、C1は4mが良い

アルミ合金製で幅24cm、車輪が走る部分が平らなもの…ホームセンター建設資材売り場にある

・ベニヤの合板

色の付いたカラー合板もある

・車輪

回転式のキャスターではなく方向が固定している車輪を使用

後輪には荷重がかかるので硬い樹脂の車輪でベアリング入りの方が回り始めがスムーズ

後輪は50φx21のプラスチックの車輪を使用

モノタロウで購入可  https://www.monotaro.com/s/?q=06581276&c=

・横ローラーの車輪

ベアリング付きの戸車を使用

モノタロウで購入可 https://www.monotaro.com/g/00277836/?t.q=35777725

L字金具をカットしてM6のタップ穴(ネジ穴)を開けて固定

横ローラーの車輪はM6ネジ付きなので、L型金具にM6のタップ加工(ネジ穴作り)します。

タップ加工ができない場合は、ベニヤ合板等を使うなどして工夫して取り付けてください。

 

■使用する工具

・ノコギリ

・カナノコ(あれば丸ノコ)

・ドライバー(あれば、電動ドライバー)

・電動ドリル

()内にあるように、電動工具があった方が早くできるでしょう。

 

■さまざまな角度から見た写真

 

全体図

 

 

 

斜め後ろからの図

 

 

後輪部分

 

 

 

横ローラー

  

 

 

 

カヤックストレッチャー部分

 

■組み付けの注意点

横ローラーは斜めになっている足場板に平行となるように傾けて取り付ける必要があります。

足場板に対して斜めに動くとローラーが割れてベアリングが外れます。

冒頭で紹介した動画では、脚立に立て掛けて使っているので余分な部分が出てきます。ちなみに足場の端は高さ70cmでした。

D.I.Yは真似するだけじゃなくて自分で工夫することに面白みがあります。

自分の工夫も入れながら工作を楽しんでください。

 

 

■工作全体の注意事項

作業は怪我をしないように注意して行ってください。

特に金具や小さな木片は万力やバイスにしっかりと固定しないと怪我をします。

作業もそうだけど、出来上がったら使う前に安全かどうか大人に見てもらってください。

 

■設計図提供:渡辺昌弘さんからのひと言

良かったと思う点は、パドルを引くというよりもパドルの所へ行くという動作を意識できるところですね。

上半身だけでも下半身だけでもなく、腰周りのインナーマッスルを使って移動する事を意識しています。

 

 

■参考:三好カヌークラブの新海さんもDIYされています。(掲載許可ありがとうございます!)

 

工夫や想像力で目の前の壁を一つ一つ乗り越えていきましょう。これもまたスポーツの魅力の一つですね。

ご質問等がございましたら、カヌーホームまでご連絡をお待ちしています!

info@canoehome.or.jp

 

 

ご協力:岡山英一郎さん 渡辺昌弘さん

 

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